中国のコロナによるロックダウンが中国経済、世界経済に負の作用を起こしているようだ。又、鉄鋼製品、スクラップ共、日本が高値圏にあったことも、国内相場のジリ安に繋がっている。世界経済は、インフレも収まりつつある中での、各国中央銀行による利上げに懸念を抱き始めており、これ以上の利上げは不況下に入りつつある景気を更に冷やすものだと警戒感を強めて来ている。実際、来年度前半は、不況下のインフレーション、所謂スタグフレーションを覚悟しなくてはならない状況となってきつつある。世界はロシアによるウクライナ侵攻以来、原材料高など不確実性の高い世界となっており、インフレの根本が、ロシア産天然ガスの供給縮小が大きな要因となっていることから、冬場を迎えるユーロ諸国のエネルギー需給がどうなのか、見えないところも多く不況入りによる原油ガスの需要減か冬場による需要増の綱引きとなっていくものと思われる。いまのところ不況下の需要減が若干強く、値下がりとなって来ているが、もう少し様子を見て見ないと何とも言えないところである。又、気になるのが仮想通貨の世界、仮想通貨大手のFTXが破産、その連鎖で暗号資産貸付大手のブロックファイが破綻と、ここにきて更なる連鎖も起こるのではないかと不安を抱く状況となりつつあり、年末を控え、これこそ要注意の動きとなって来ている。元々、裏付けのない仮想の世界のものであるので、資金の大手が引き揚げ始めている状況下、持っている方々は大きな損かも知れないが、取敢えず資金を引き揚げることをお勧めしあす。昔から相場の世界では、「見切り千両、損切万両」とよく言われています。おかしいと思ったら、脱兎の如く逃げましょう。昔、バブルがはじけた時に、私は逃げずに押し目押し目と買い向かって見事、大失敗しましたので、この言葉は身に染みて良くわかります。
北九州市 解体業 石川興産