世界経済及び鉄鋼市場も相変わらず中国に振り回されているが、来週は英国のブレクジット(英のユーロ離脱問題)の国民投票があり、離脱ということになれば、一時的に株式市場、為替市場、コモデティ市場等が大波乱となりそうである。私もつい最近まで離脱ではと思っていたが、残留派の女性議員が、離脱、移民阻止を叫ぶ極右の男に暗殺されたことにより、世論は残留支持に傾いたように思える。勿論23日の国民投票まで判らないが、最悪はないといっても良いと思われる。しかし、もし離脱ということになれば、更なる円高、株安は避けられそうになく、参院選を控え安倍政権には打撃となる。
勿論、経済への影響も甚大であり、前例がないだけに予期せぬマイナス要因も多々生じることもあり得る。但し、よく考えれば、離脱となっても実際の離脱まで2年ほどのタイムラグもあり、ユーロ、米国等の前向きの姿勢さえあれば、ユーロの決め事とは一線を引くものの、一部(ユーロ内ビザなし等)の問題が残るだけで大勢は変わらないと思えるのだがどうだろうか。我が業界は、中国さえお行儀よくしてくれれば問題はないのだが、共産党独裁国家なので、イデオロギーの根本的な違いは如何ともし難い。今の中国は、まるでナチスドイツを見るようで、習近平は、ヒットラーの再来かも知れない。
将来、日本人がユダヤ人の悲劇と同様な状況にならなければいいが、過去に国の内外で日本の人口と同じ位の1億人ほど殺戮してきた国ですから、これからの日本は必死で防衛力を構築しなければ、後悔することになるかも知れない。鉄スクラップは最大輸入国のトルコに大量の中国、ロシアのビレット等が入ってきており、最大輸出国米国の市場も影響が生じている。
北九州市 解体業 石川興産