市場の混乱が中々収まらず、ズルズルと小幅な調整が続いている。米系の金融にまだ不安があるのかドル安が進んでおり、目先はまだ落着くところまではいかないようだ。世界の中央銀行も神経を尖らせて、市場を監視しており世界金融が破綻とまでは行かないと思われるが、今回の事態も一か月前までは、想像もしていなかったことなので、まだ安心は出来ないというのが市場の受け入れ方だと思われる。3月10日に2000円上げた時に、小生も弱気材料なしと能天気なことを書いていたが、その一週間後にシリコンバレー銀行の倒産のニュースが飛び出し、市場の雰囲気が一変してしまった。その後株式を始め、原油等すべてが大下りとなり、世界で何十兆円が霧と散ってしまったようだ。金だけが上昇しているようだが、ドル安時には大抵金が上昇するものだ。これまで世界経済を牽引して来た金融とIT企業が芳しくなく気になる状況ではあるが、米国は大統領選挙を控え、中国は習近平の新体制と懸命な景気対策を打ち出しており、又、ユーロも含め、隣国の韓国でさえ、ウクライナでの消耗戦の為、軍需産業が活況であり、ここらが世界景気の下支え要因となっているようだ。金融、ITが悪いと言って私もインド投信を買っているが、インドはこの2つがメーンであるだけに、この2週間で10%のプラスが一挙に10%のマイナスとなってしまった。逆に言えば今が買い時かも知れない。当面様子見がいいようだ。
北九州市 解体業 石川興産