2021年5月19日より1500円値上げ。

とうとう東鉄九州工場もH-2がネット価格で@5万円となったが、まだピーク感がないのがある意味不気味である。中国と米国の大型の景気対策で、コロナで落ち込んだ景気が急回復(日本を除く)又、脱炭素の動きが世界の経済構造を大きく変革させるのではという期待と現実から、経済構造の変革イコール産業構造の変革にも繋がっていくことになり、ここから10年、世界がどう変わって行くのか楽しみでもあり怖さもある時代の移り変わりに直面することになる。鉄鋼メーカーも鋼材の値上がりと輸出の増加から、今期は増益となるようだが、これは一時的な現象とも取れ、生産構造の大きな転換はこれからであり、本当の苦しみはこれからではないだろうか。電炉メーカーもクリーンな生産とのイメージはあるが、ここからは原料の高騰に悩まされることになりそうだ。銅価格も史上最高値を更新中であり、これこそクリーンエネルギー製品すべてに使用されることから、どこまで行くのだろうと、弊社も微々たるものだが在庫の積み増し中である。(笑われるので数量は内緒)

北九州市 解体業 石川興産

2021年5月11日より1000円値上げ。

国際価格上昇による値上げである。特に中国の内需拡大策とビレット等の輸出奨励金の取りやめ等による輸出減少により半製品、スクラップ価格の上昇が世界に広がっている。特に最大のスクラップ輸入国のトルコの買い付け価格が上昇しており、又、コロナで落ち込んでいた反動もあり当面強気相場が継続しそうである。これはスクラップ価格だけでなく、銅を始めとする資源価格、CO2問題でこれから年々需要が減少するであろう原油価格も上昇しており、世界的な景気拡大を読み込んでの投資拡大が始まっていると見て間違いないと思われる。但し、我がジャパンは政治が悪いのか、国民性に問題があるのか他の先進国と比較して成長率の鈍化は著しいものがあり、コロナ禍の長期化も含め所謂「どうよ」である。菅さんも官房長官時代はそこそこ手腕を発揮していたように思えたが、どうも表情からして覇気のない暗い感じとなっており、この人では日本の政治経済の運営は難しいように思うがどうか。安倍さんのように、最低賃金の値上げ、経団連への給与引き上げの働きかけ、派遣雇用者の正社員登用への働きかけや各種の規制緩和に向けた動き、所謂トリクルダウン(所得の下級層への移転)等といった所得の平均化を図る等の動きもなく、二階等の顔色を伺うだけではこれはもうダメ内閣でしかなく、早々の退陣を願いばかりである。嫌いではないが、国民がより不幸となるのであればやめてもらうしかない。相場はもう少し強気です。

北九州市 解体業 石川興産