米中貿易戦争で先行き不透明な状況が値下がり続ける第一要因ではあるが年末はほっといても荷が動く時期なのでメーカーがそれを見越して安心して値下げを続けている面もあるようだ。中国経済はやはり貿易戦争の影響が徐々に表面化しており、中国政府が大々的に打ち出した「中国製造2025」を引っ込め、知的財産強奪、ネットによる介入を改めない限りは米中和解は難しいと思われる。ただ、米国はすでに貿易問題よりも中国の軍事的な進出の方を問題視しており、この点ではトランプよりも米議会の方が強硬であり、短期的な解決はまずないと思われる。中国も習近平の夢である唐、明,清の時代の領土を取り戻せといっているように、そう簡単には対外進出をあきらめるとは思われない。時代遅れの帝国主義であり覇権主義であり、人権無視の共産党の独裁国家は現代社会の厄介ものとなってしまった。西側諸国が安価な労働力と当時の平和的な「と小平」総書記に安心感を抱き大々的に中国に進出したわけであるが、経済力をつけるとともに、より以上に軍事力をつけ、西側の経済力がつけば、共産党政権はいずれ倒れ民主化するだろうという思惑は崩れ、悪魔がのさばる状況となってしまった。長い長い戦いの始まりだ。ユーロやアラブ、それと米国も来年以降の展望が見えてこないところが最大の難点である。
北九州市 解体業 石川興産