世界的にジワリと上昇、あくまでもチャート的な底打ちからの上昇ではあるが本格的な上昇相場ではとてもなく底値からの自律反発の域である。現在の状況は、米中間の小康状態、OPECの協調減産、トランプ大統領の弾劾裁判も不調ではという見方、英国の合意なき離脱はないのではとの世論、中国経済の底入れの兆し、米大統領選前の景気対策期待、各国政府の低金利政策の拡大傾向、それに伴う株式市場の上昇、等々現時点ではそう大した悪材料もなく年越しを迎えそうである。ただこれらの好材料もやや薄氷的なものとも言えなくはなくひと月もしたらガラリ状況が変わっていることもあり得る材料ばかりである。又、日本だけみると、すでに来年度税収の落ち込みが確実視され、五輪景気、復興景気も来年前半には終わりそうである。その後の為に安倍内閣では景気対策費を2兆円上積みしてはいるが、企業収益が米中摩擦等の影響で落ち込んできていることから、来年度はかなりの厳しさも予想されるのではないだろうか。現在のところ米中とも冬場の閑散期に入っていくので相場的には短期での落ち込みはなさそうである。
北九州市 解体業 石川興産