2015年8月28日より、500円値下がり。

とりあえずは上海市場も落ち着き、中国発の景気減速懸念が後退、原油も売り方の買い戻しが一斉に入り、一挙に1バレル40ドル弱から45ドル台まで戻した。又、米FRB委員の米経済は安定しているとの話から上げに拍車がかかった。株式、為替、原油を始めとするコモデティ関連も、中国経済への疑心暗鬼から大混乱となっていたが、各市場共、中国発の波乱相場に疲れ、値ごろ感、米9月利上げの延期報道、米経済の堅調さ等を含め、売り方の巻き戻しが続いた。為替も上海、ニューヨーク等の堅調さを見ながら東京市場も2日続きの大幅高となり、米経済の耐久材受注の予想外の堅調さ等から、円高から円安への巻き戻しが進んだ。但し、世界最大のブラックボックスと言われる中国経済の実態が掴めず、この先どういう展開となるのか、誰にも確信が持てず、この先も各市場とも値動きの荒い展開が予想される。鉄、非鉄相場とも中国経済の動向で上にも下にも行くが、中短期的には安価な中国製品が流れ続けている間は、やはり下方への展開と思われる。

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2015年8月26日より、500円値下げ。

世界の金融市場の混乱から、2日続きの値下がりとなった。昨日、中国は今年に入って4度目の政策金利の引き下げを発表したが、上海市場は下げ止まらず、東京、ニューヨーク、ユーロと各市場とも下げに転じた。昨日の上海市場は252,64ポイント安(7,8ポイント安)の2957,92ポイントと節目である3000ポイントを下回ったことから、次の節目である2500ポイントまで下落する可能性が強まった。
市場は中国経済に対して疑心暗鬼となっており、センチメントの悪化に中々歯止めが掛からない。コモデティ関連は、とりあえず昨日は、原油相場は下げ止まったが、中国経済への期待が削がれている点から先行きは難しいものがある。
鉄鋼、非鉄相場も人民元レートが4,5%切り下がり、更なる金融緩和が続き、逆に円は、リスクオフの円買いとなって来ているところから、より安価な中国製品が市場に出回ることになり、日本だけでなく世界的に中国発のデフレの輸出となり、今後相当厄介な問題に発展となりそうである。先行きは原油相場と同じく価格的には不透明な展開が続くと思われる。

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2015年8月25日より、500円値下げ。

中国発、世界的株価暴落が始まった。
25日夜間のニューヨーク市場では、一時1000ドル以上のパニック売りに見舞われ、引けは588,40ドル安の15,871ドルと、2日連続で500ドル以上の値下がりとなった。ニューヨークは、先週も1000ドル以上値下がりしている。為替もドル円が一時6円以上円高に振れ、116円台まで入り、118円51銭でニューヨークは引けた。各国は中国政府がなにがしかの対応策を取るのではと見守っているが、中国のファンダメンタルがかなり悪化していると見られるなか、何を出しても結果、中国の財政悪化に繋がり再度売られる可能性が高い。コモディティ関連も原油がWTIで38,36ドルと節目の40ドルを割って来ており、中国を始め世界の需要が、より減退すると見られジリ安基調推移となりそうである。ドル円もリスクオフの円買いユーロ買いとなっており、日本経済のマイナスも免れない。今回の混乱でドルの利上げも遠のき、利上げ近しということから買われてきたドル高の巻き戻しが始まっており、より円が買われる局面も有り得る状況となってきている。従って鉄、非鉄相場ともグローバルな経済、為替、原油等の状況を見ながらの展開となりそうである。山高ければ谷深し、中国経済は長い谷間に入っていく可能性大。

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2015年8月21日 より、関東500円値下がり。

原油は供給過剰と中国の需要減退とが重なり価格の下落基調が変わらない。とうとう1バレル40ドル割れが視野に入ってきた。米のドライブシーズンという例年のガソリン需要期も終了し、今後の世界景気、特に中国の景気動向によって左右されそうだ。
又、もう一つの懸念材料は、実需給動向だけでなく、原油相場の一段安を見込んだ大量の投機マネーが原油の先物市場に流れ込んでおり、今後の原油市場の波乱要因となりそうだ。非鉄先物市場の銅価格にも、ロンドン、上海市場で中国マネー等のリスクヘッジの先物の売り物が多く見られ、原油市場含むコモデティ市場全般で下げが下げを呼ぶ展開となっている。
鉄鋼市場は、原油や銅の先物市場での乱高下が激しくなっている中、この市場は中国市場より大量の現物商品が流出しており、世界的に需要が減少する中、鋼材、スクラップ共にジリ安傾向を辿っている。この市場は、中国政府が動き中国鉄鋼メーカーが協調減産に踏み込まなければ収まりは着きそうにないが、どうも外貨不足と思われる中国政府と資金不足の鉄鋼メーカーでは減産に向かうことは難しいようだ。 中国経済、市場の闇は深いようだ。

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2015年8月5日より、500円値下がり。

マークイットエコノミストが3日発表した7月の中国製造業PMI(購買担当者景気指数)の改定値は47,8と市場予想の48,3を大きく下回り2013年7月以来の2年ぶりの低水準となった。又、3日の上海総合指数も前週比1,1%安の3622,91と7月8日以来の安値となった。NY原油先物9月限も、45,74ドルとジリ安を辿っている。原油と同じく中国の景気減速を嫌気して金、銅等のコモデティ関連も値下がりが続いており、専門家は更なる下落を予想する向きが多い。鋼材(半製品含む)は、1月~6月で5240万トンと前年同月比27,8%増と高水準の安値輸出が継続しており、中国経済の落ち込みが続く中、輸出ドライブが収まる気配は見られない。  今週末には米雇用統計の発表がありそれ次第で米利上げが左右されることになり、早期利上げとなると、株、コモデティ関連も値を下げることになる。中国には最近おかしな噂が飛び交っており、外貨準備高が1兆ドルも2兆ドルも言われている数字より少ないとか、GDPの伸び率も本当は7%増ではなく、3%以下ではないかとか権力闘争の泥沼化する中、政治経済とも混乱が続いていることが伺われる。山高ければ谷深し。1920年代の米大恐慌の再来を不安視する向きもあり、要注意が必要か。

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