2020年12月26日より2000円値上げ。

爆上げは、爆下げに繋がりそう。そういう感じがしないでもない気持ちの悪い連騰が続いている。昨日は英国とユーロが自由貿易協定で漸く合意し、懸念事項が一つ消えたようだが、コロナは変異種が現れる等まだまだ予断を許さない状況でもあり、米国も1月の上院2議席の選挙結果次第では、大型の景気対策もままならない状態に陥る可能性も高く、但し大型増税も消えるが難しい状況であるというのは変わっていない。現在世界経済を中国の内需拡大策が引っ張ってはいるが、超債務拡大とも言われており果たしてどこまで続くのか疑問と言えば疑問となる。現在のところ発生薄も変わっておらず、冬場の流通難も出てきているところから強気相場に変わりがないが、気持ちの悪さは増して来ており、さてどうなることやらと言ったところである。

北九州市 解体業 石川興産

2020年12月22日より2000円値上げ

メーカーとしては、早くピーク感を演出して、あとドカンと下げたいのが本音と思われるが、中国が来年2月位よりいよいよとスクラップ類の輸入に踏み切るという情報が流れ、さてどうなることやらというところである。この輸入も以前のような何でもということではなく、材質等もはっきりとした上級物に限られるということらしく、実際に始まって見ないと分からない面が多い。以前のように中国系業者の何でも買いということはなさそうであるが、彼らが優位であることには変わりはなさそうだ。但し,ここにきて英国でのコロナがより感染力の強い変異種が現れ始めたということで、堅調であった原油も49ドル40セントより47ドル40セントまで2ドル前後の下げとなっている。コロナについてはワクチン投与も一部の国で始まってはいるが、北半球は冬場に入っており、爆発的な流行となってくれば現在の戻り歩調も一気に崩れることになる。勿論スクラップも行って来いの大暴落かも知れない。

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2020年12月19日より1000円値上げ

景気も宜しくない中、価格だけが先行している状況である。コロナ禍の発生薄、冬場の流通難とこれはいくら上げても予定数量をかき集めることは困難であるが、正月明けのより荷動きの悪化を見据えてのあがき的値上げである。しかし不況下の値上げは値下がりも早く下げ始めると、あっという間に1万円以上の値下げもあると思われる。この状況を落ち着かせるのはメーカー側の協調減産しかないが、自社のシェア低下や利益放棄はこれまたこの時期は苦渋の決断ということになる。現在、日本の鉄鋼メーカーは将来の存続をかけての戦いにもなっているのでなりふり構わず立ち向かっていくしかないのかも知れない。10年後の日本の鉄鋼業界がどうなっているのか想像するのも恐ろしい事と思えるが。

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2020年12月17日より1500円値上げ

超低金利の壮大な金融相場の始まりかと思える程の状況となりつつあるが
これが本物の相場とはとても思えない世界の経済状況と各国政府の債務の増大がある。
米ダウの初めての3万ドル台、日本の株式も20数年来の2万6000円台、強気筋では年明け3万円という声が聞こえてくるほどのお金のジャブ付きぶりであるようだ。中国の内需拡大策が牽引する相場となってはいるが、中国国内の民間企業の資金繰りは厳しいものがあるようで、社債のデフォルトが続出しているようだ。先日は国営の半導体メーカーも多額のデフォルトを出しており、いいのか悪いのか判断を付きかねる状況でもある。共産党政権なので強権的な経済運営が続いていると言える。これから欧米はロックダウンまでは行かないまでも、厳しい経済状況は続き、その中で株式や商品(コモディティ)相場だけが大きく上昇している様は砂上の楼閣相場といえそうだ。来年春以降は景気の下降期に入ることも頭の片隅にいれておくべきである。

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2020年12月15日より1500円値上げ。

やれやれいくら上げても、この発生薄の状況下では荷動きは改善しないのだけど
海外高でいやいや上げているという構図である。メーカーの購買担当者はこの状況下大変である。このコロナ相場は需給バランス崩れから生じている相場であり、ワクチン接種が始まった今、相場終了は時間の問題である。来年の早い時期にこの反動による大暴落も先行きの選択肢のひとつとしてあるのではなかろうか。世界的に景気が上昇して上げているのなら歓迎であるが一時的な需給の崩れから来ているのであれば、これはコロナの終息と共に終了する相場である。コロナに始まりコロナで終わる相場だと思われる。

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2020年12月11日より1000円値上げ

コロナ禍で生産が縮小しスクラップの発生が減少,ここにきて生産活動が拡大しているところから需給バランスが崩れ原料関係の値上げにつながっている。タイムラグでの値上げと見ていいと思われる。又、中国で電炉や転炉でのスクラップ使用量の増加もアジア全域しいては世界の相場の押し上げとなっている。これは世界的な動きとなっている環境問題が大きなうねりとなりクリーンな材料を求める動きからスクラップの見直し相場と言えるものかも知れない。石炭や石油というものが斜陽になり、電気や水素や再生エネルギーがこれからの時代を動かしていくものになりそうだ。又、中国は今はスクラップの最大消費国として期待されてはいるが、将来は米国とともにスクラップに輸出大国となるところから、スクラップ価格はここ1~2年がピークで、世界経済の動向にもよるが、その後は大幅に値下げとなっていくものと思われる。このコロナ禍がきっかけとなり世界経済、産業構造の動きが大きく変わることも考えられる。所謂、時代の転換点に入ったといってもいいかも知れない。

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