2019年2月28日より500円値上げ。

中国の景気対策を期待して、先物価格より上昇している。春節終了の実需時期とも重なり、コモデティ全般堅調推移となっているようだ。ただし、米中の貿易戦争で中国を利するものは何もなく、ただでさえ減速傾向が続いている中国経済は、今後景気対策があったとしても、さらに落ち込んで行くものと思われる。大きいのは、習近平率いる中国共産党国家が、世界から、やはり警戒すべき国家だと一線を引かれてきており、これまでのような欧米が積極的な投資を行うことばないということになる。その中で過大な債務や過大な設備を、今後どのように軟着陸させていくのか。難しいかじ取りが続くことになりそうだ。

人類にとって共産主義は、人間の人格を否定するものとして、又共産党独裁国家は、共産党幹部だけの世界であり、民主主義も平等も個人の自由も否定するものと認識されており、「反中」が「世界のトレンド」となっている。このようなこともあり、現在自国だけで立て直すことは不可能と思われ、国内事情も2018年だけで1700件の労使紛争が起こるなど、不穏な状況が強まっている。共産党政府は取締りを強化して拘束者も増加している。この度共産党政府は、国内に2億台の監視カメラを置くなど、より国民監視を強める方針を決めたようだ。ウィグル地区では100万人規模で拘束し、共産思想(共産党に従属させる)教育を強制しているようであり、世界中から非難の嵐を浴びている。

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2019年2月26日より500円値上げ。

米中貿易協議も中国側がある程度妥協する形で、これもまた、ある程度の合意は見込まれるようだ。その為市場はリスクオン相場となり、株式市場や先物市場も上昇、原油も安値から上昇基調にはあるが、原油については各国の事情もあり50ドル後半で頭打ちとなりそうである。ただし、世界経済の状況はジリジリと悪化してきており、中国経済も表向き6.5%成長としているが、成長率0%ではとの見方もあり、中国国内、また中国向けの貿易国も輸出量が減少傾向となっており、先行きの見方としては悲観的なものが大半である。又、現在堅調推移している米経済経済も、最近の経済指標は若干陰りが見えており、FRBも利上げ見送り姿勢に傾いている。それと、トランプ大統領がメキシコとの国境に壁を建設するために、国家非常事態宣言を出したことで、政局が大混乱となっており、宣言を無効にしょうとする審議等やモラー特別検察官が調査を行っているロシア疑惑やそれに対する司法妨害等々、一つ狂えば弾劾裁判も考えられ、大統領の首がかかった数か月となりそうである。モラー特別検察官は近々、大統領の事情聴取を行うことになっており、5月に国賓待遇で来日予定となっているが、無事に来日出来るか心配である。

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2019年2月22日より500円値上げ。

海外相場との価格スプレットの埋め立て相場で500円刻みの上昇となっている。ただ、ご存じの通り中国経済の下降が始まっており、3月の全人代での景気対策がどのようなものとなるのか。米中の貿易協議の着地点がどのようなものになるのか。これからの世界経済を左右する大問題となりそうである。現在の状況は、その景気対策に対する思惑的な先物主導の上昇相場であり、昨年10月よりの下げ相場の反転相場ではあるが、米中貿易問題の妥協点は中国にとって不利な合意となるのは間違いなく、巨額な債務を抱える中での景気対策も限られたものとなりそうである。また、気になるのは、オーストラリアに対する報復的な豪州原料炭の全面輸入停止措置であろう。中国の太平洋に対する強引な進出に対して、日米豪と英仏も相当な危機意識を持っており、豪州もファーウェイに代表される5世代移動通信システムの排除や中国の不動産デベロッパーの富豪の永住権はく奪、入国禁止等、豪州や南太平洋に進出する中国資本に対して脅威と警戒感を増して来ていることからの措置と思われるが、その反省もなく、即座に輸入禁止措置を取るなどとは、各国の中国に対しての警戒感を増幅させるだけのことである。好調であったアジア諸国も中国向け輸出が減少してきており、先行きに不安感が増してきつつあるようだ。

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2019年2月20日より500円値上げ。

中国の景気対策に期待しての先物価格の上昇により、世界全般の鉄鋼価格が上昇傾向となっている。明日より米ワシントンで米中貿易協議が行われる予定となっており、中国の構造問題を除いて、米国からの輸入量を増量させ、米国の中国に対する貿易赤字の縮小という面では、ある程度合意が出来ているようだ。ただ構造問題では、技術移転の強制や国有企業への補助金、知的財産の密取等々、ファーウェイ等の問題もあるように難しい問題が山積しており、短期での問題解決にはならない。また、それと同じように大きな問題は、中国の巨大債務問題であり過剰生産能力問題である。17年の中国全体の負債額は32.5兆ドル(GDP比266%)を超えており、この10年間で4.4倍もの増加となっている。外貨準備高も3兆ドルほどあるが、対外債務も1.9兆ドルあり、決して内情は楽な状況ではなくなっている。従って鉄鋼相場も一時的には、戻り相場があるものの、この景気降下が続くようであれば、外貨ほしさに、過剰な鉄鋼輸出が始まる警戒感も持っていた方がよさそうだ。全体の債務は、この倍はあるという調査機関もある。

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2019年2月16日より500円値上げ。

中国の景気対策への思惑、200人前後の犠牲者が出ているブラジルのバアーレ鉱山の「鉱山ダムの決壊」による鉄鉱石のスポット価格の急騰、世界一の鉄スクラップの輸入国トルコの積極買い、米国北部の超寒波による内陸部の輸送網の断裂等、値下がりしていただけに短期的には戻る局面となった。但し、中国、ユーロ、の景気停滞は数字に出てきているし、これまで好調であった米国経済も最近の経済指標では陰りが出てきている。昨年までは経済好調、インフレ圧力の徴候ありと、FRBは利上げを継続、本年も3度位は上げるのではと見られていたが、本年に入り利上げ論は棚上げされ、逆に金融緩和の話まで出てきている。米中貿易戦争の影響が中国だけでなく、米国経済にもジワリ影響が出てきているようだ。また、景気が停滞してきた中国からは内需の落ち込みとともに、鋼材の輸出が増加してきており、これまで国策として過剰設備を推進してきた反動がこれからどう出てくるのか、中国経済の停滞状況によって大量の鋼材が出始めることも、景気対策が途切れる夏以降にその可能性がある。

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2019年2月14日より、500円値上げ

そろそろ反転かと思われていたが、漸く昨年10月以来の値上げとなった。ここまで値下げは、米中貿易戦争により経済の悪化が続いている中国の影響が一番強い訳であるが、その米中貿易戦争も米中の話し合いが続き、終わりはしないが若干は緩和するのではないかとの希望的観測に基づくものである。そこで株式が上昇し、為替は円安に反転し、中国では旧正月明けで、先物主導で鉄鋼関連価格が上昇し、現物も薄くなっていた市中在庫を補てんする動きが始まり価格も上昇している。又、米コンポも歴史的な寒波により流通が滞り、トルコ向けスクラップが急上昇している。中国政府は悪化する経済を支える為に、超過剰債務の中、リスク覚悟の大型の景気対策を3月の全人代で打ち出す予定と思われる。先行き米中貿易戦争の行方、米トランプ政権のロシア疑惑等の行方、米中だけでなくユーロも独仏伊と主要3か国の経済情勢が悪化してきており、まだまだ先行き不透明な状況が継続して行きそうである。中国経済は、相当悪化している模様であり、無理しての経済対策は、経済破たんを早めることにもなりかねず、本年後半は、かなり難しい局面が訪れることになりそうだ。

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