中国経済は、日を追うごとに深刻さが増してくるチャイナシンドローム(中国症候群)へと継っている。不動産、自動車、鉄鋼他重化学、消費と全般的に悪化が伝えられており、日本のバルブ崩壊時と同じく過剰設備や過剰投資が、停滞する経済に重くのし掛かって来ている。その構造調整は、山高ければ谷深しそのもので、かなり長期の調整となりそうである。鉄鋼メーカーも長短の借入金は1.4兆元(約28兆円)抱えており、その他の固定資産設備依存度が高く、強引な設備投資を続けてきた産業全般で多額の不良債権が発生している。これらの不良債権は景気の悪化とともに、更に膨れ上がり中国経済は、これから本格的な大不況突入となりそうである。日本でも、中国人の爆買いで恩恵のあった小売業だが、経済の落ち込みと9月より中国当局が500元以上の品物に50%の関税を課すことになり、大きな影響を受けそうである。中国政府は、なりふり構わずの輸出を奨励しており、鉄鋼業界も雇用確保と外貨獲得のための安値輸出は継続していきそうだ。
世界経済、主に新興国経済に大きな影響が生じることは間違いなく、日本だけ無傷では済まされそうではない。同盟国の米国に期待したいが!!!
北九州市 解体業 石川興産