No.45-遠吠え通信迷惑版

遠吠え通信迷惑版(28.9.5)

 今夏は,何故か忙しく、又暑さも例年以上だった為、8月初旬より高熱や悪寒,嘔吐が、週一位で繰り返し、夏バテと風邪でも引いているのかなと、時々の点滴で何とか通してきたが、主治医に大手病院での検査を進められ、検査したところ胆嚢に石があるとのこと、すぐに入院出来るのなら今日中に手術(内視鏡にて)出来るということだったので、ガンではなかったという安心感とともにお願いすることにした。ほっておくと白血球等が減少して身体の抵抗力が無くなり、他の病気を誘発する等結構怖い病気らしい。3日後には退院出来、4日後には、元気に遠吠えを書いております。

*やっかいな中国だな。

 輸出価格がジワリと上昇、鋼材の国際価格も中国先物市場が堅調で現物もジワリ上昇しているが、減産、設備廃棄等生産調整に動いているという口だけ中国は実態は相変わらずの輸出増が続き、減産?設備調整?はどこでやっているのという状況が見てとれる。

 南シナ海にしても、東シナ海にしても、中国は国際法を遵守すると言いながらジリジリと、その包囲網を縮小してきており、特に南シナ海では既に埋め立ては終了し着々と軍事基地化を進めている。

*米、ユーロも中国の見方が変わる。

 中国が嘘つきと暴力の国家であるというのは、最早世界の常識となって来ている。

米は、太平洋の平和を守ってきた領域に手を突っ込まれており、とても黙って見ては要られない状況になっている。遠く離れ、これまで傍観していたユーロ諸国も、安値での鋼材等の輸出攻勢、南シナ海問題での仲裁裁判所の判決にまったく従う気のない中国に対して厳しい眼差しを向けるようになった。

3兆円にも上る中国の援助による英原子力発電所も、EU離脱によりメイ首相に変わった途端に棚上げ処置となっており、昨年までの対応とは違った動きが出ている。

*世界がイラダチ始めた。

 1991年にソビエト共産主義が崩壊し、世界も民主的な平和な時代がやっと訪れたと思われたが、経済を自由化して国力を蓄えた中国共産党が、ここに来て時代錯誤な覇権主義国家として、ありもしない権利を自国の権利として無法な主張を強めて来たことにより、その周辺国との摩擦が連日のように発生するようになった。南シナ海の訳のわからない九段線等、相手国の海の国境である排他的経済水域にも大きく入り込んできており昔からの中国領だとして、一歩も引く構えを見せていない。その傍若無人な振る舞いに、世界はイラダチ、静かに怒りを溜めている状況だ。

*東シナ海も、一段と圧力を強めて来た。

 今、東シナ海での挑発行為も一段とエスカレートし、戦闘機での攻撃動作、多数の軍用艦、公用艦、民兵が乗船している漁船群の大量侵入等、何らかの形で日本側が手を出して来ないかと画策が続いている。日本は、短期では負けることはないが、中国の巨大化した軍事力には勝てる力はなく、日本としては、国際世論に中国の世界平和を乱そうとする行為を訴え続けること、又、1972年以降、尖閣諸島のうち久場島、大正島に付いては、米軍に演習場として提供する書面を交わしており、米軍に改めて使用することを要請すること等、米国や西側諸国を味方につけて、支援を要請続けなくてはならない。外交努力が不可避である。

*鉄鋼市場は!

 そのような状況下、鉄鋼市場はさしたるプラス材料もなく、世界経済の上昇を待つ訳だが、これとて、ひところの中国経済の高成長もなく、米国やインド経済、アセアン諸国といった堅調推移している地域はあるものの、世界経済全般的には力不足は否めない。

日本も構造改革や規制緩和等に大々的に踏み込まない限り、金融政策中心の対策だけでは、とても経済を浮揚させることは出来ない。

 今、世界中が金融緩和に傾く中、米国のFRBは、2度目の金融引締め策を模索中であるが、8月の雇用統計が予測よりも悪化したこと、大統領選前は政治的圧力が掛かり易く、本年は2度目の利上げを行うにしても、大統領選終了後の12月か、来年の1月ではなかろうか。又、米国のルー財務長官が、ドル安維持の為、再三に亘って円安介入に対して牽制を行っており、単独での円安は難しい状況となっている。中国も資本流出問題もあるが、輸出支援の為の元安誘導を徐々に行っており、これも円高要因にもなっている。従って、当面は105円から95円のレンジ相場ではなかろうか。

*再び「尖閣」「東シナ海」問題

 中国が尖閣は自国領と主張し始めたのは、1968年に国連のアジア極東経済委員会が東シナ海に大量の天然ガス田が眠っていると公表した後、1971年になって初めて

自国領だと宣言してきた。これは、歴史上初めてといってもよく、資源ほしさの宣言といってもいい。その後、国力、軍事力の巨大化とともに、その本性を表してきた。最近では、日々その包囲網を狭めて来ており、6月以降は戦闘機や民兵を乗せた漁船群が大量に境界線を越えて侵入を繰返しており、一触即発状況といってもいい。

 今はG20の最中で大人しくしているが、これが終了すれば再びその包囲網を狭めてくる可能性は大である。中国はすでに、尖閣への最短距離にいくつかの攻略基地を完成させており、既にその準備は完了させている。

*能天気な平和主義が国を亡ぼす。

 日本国内には、尖閣位中国に呉れてやってもいいじゃないかという能天気な人間がまだかなりいる。(私から言わしたら国賊だ)そりゃ奪われてもすぐに自分の暮らしが変わる訳ではなく問題もないと考えているのであろうが、略奪者は一つ奪えば、次は琉球諸島、次は奄美諸島、沖の鳥島、小笠原諸島と次々と奪いに来るのが常である。

 又、南シナ海も仲裁裁判所の無効判決が出ても、判決を紙屑に過ぎない等とほざくヤクザ国家である。尖閣が奪われれば日本の海上貿易さえ危うくなってしまうのである。

 

*ロシアとの関係を強化すべし。

 今、安倍さんが、ロシアのプーチン大統領とエネルギー関係で、1兆円の資本出資等で友好をより深めようとしているのは、北方4島問題もあるが、エネルギー確保の分散化も図ることも計算に入れていると思われる。東シナ海、南シナ海を中国が抑えれば、

日本は、ロシア、米国、カナダ等の太平洋、オホーツクルートに頼るしかなくなるのである。ロシアのプーチン大統領は、柔道の山下泰祐氏を師と仰ぐ大の親日家である。

確かに元ソビエトのスパイ組織KGBの親玉上がりで、いささかウサン臭い面はあるものの、エリツィン前大統領の後、ロシア経済を立ち直らせ、国民の高い支持率を維持させているのを見れば、それなりのヤリ手の剛腕政治家と見て取れる。

*クリミア半島は元々ロシア領。

 此のたびのウクライナ紛争の元になったクリミア半島侵略も、米国のオバマがシリア問題でしてやられた仕返し的なものでユーロ諸国に働きかけて、ロシアへの経済封鎖に踏み切ったということだが、本来クリミア半島は、ロシア領であったのだが、ソビエト時代にウクライナ出身のフルシチョフ第一書記が、国内的事情としてロシアからウクライナへ移したもので、住民の大半はロシア人である。勿論、平和的に返還されるのに越したことはないが、これはロシア艦隊の黒海から地中海への出入り口として、奪還はロシアの悲願であった。

*中国とは別物、中国は資源ほしさのただの強盗。

 居住したとも、歴史的に自国領だと、世界的にも周辺国も認めていないのに、一方的に侵略するという強引な行為は、他国からの信頼を失い、恨みを買うだけでの自殺的行為である。例え侵略出来たとしても、未来永劫誰も中国領とは認めないであろう。

国連の安全保障理事国でありながら、こういう暴挙は即刻国連から除名すべきであり、

これらの行為が収まらないのであれば、中国に対しての経済封鎖も視野に入れるべきであろう。習近平は将来、世界を混乱させた指導者として悪名だけが残り、場合によっては、中国の恥として歴史的に抹殺されることにもなる。

*これだけ、中国が沖縄県石垣島市の尖閣に侵入して来ているにも係わらず、石垣市の中山市長は抗議しているが、沖縄県知事の翁長知事は、一言の抗議もしないのは何故か、

共産党系の沖縄新聞2紙も米軍基地問題を連日取り上げるだけで、中国問題には沈黙している。沖縄には中国の工作員がかなり入り込み、米軍を追い出すべく工作をしている。

沖縄が共産化すれば、泣くのは沖縄県民だが、共産党系新聞しか読まない県民は洗脳されつつあるようだ。

 

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