令和4年9月23日より500円値下げ。

底打ちより9500円(39,58%)戻り、半値戻りもと思われていたが、海外相場の下落により、若干の調整となった。価格が戻る中、ロシアより安価なビレットやスクラップ類が大量に放出されていることから、戻りも限定的と思われていたが、原油等の値下がりからコモデティ全般に弱含んで来ており、中国経済の停滞傾向、ユーロ圏の停滞と世界経済がリセッションに傾く中、値上がり続けた鋼材市況も中国鋼材の輸出増もあり、そろそろ頭打ちから値下がりに転ずる動きとなりそうである。世界を大混乱させているロシアプーチンもウクライナの大反攻により後退を余儀なくされているが、核をちらつかせるプーチンに世界は相変わらず振り回される展開となっており、もし核を使えば民主国家群はどう対応するのか、そろそろその覚悟を決めなくてはならない。使われれば即反撃する覚悟は持たなければ事態は悪化の一途を辿ることとなりそうだ。つまりは第3次大戦に突入することも考えなくてはならない。世界中の人々が、首を洗って待つ事態も想定しなくてはならない。ロシア、中国、北朝鮮、イラン等共産党による帝国主義的独裁国家が台頭してきた状況下、戦争反対、軍備の増強反対、憲法9条を守れでは、まったく国を守ることが出来ず、彼の国のいいえじきになるだけなのだが、これが判らない連中が多数いること自体が、まったく理解出来ないことである。話はそれたが、亡くなった安倍さんはこの点を一番按じていた人ではあった。これ程日本の先行きを心配していた人はなく国葬は当然である。中国経済、鋼材輸出に注目である。相場の先行きは残念ながら中国の動き次第と思われる。

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令和4年9月3日より1500円値上げ。

底打ちより9500円値上げ(39.58%戻り)と値下がりが速かっただけに、戻りも速くいまのところV字回復となっているが、周りの環境はそう喜べる程ではなく、本日の米FOMCで、又、大幅利上げとなると、ただでさえヨロめいている世界経済は一体どうなるのか。大変心配である。原油価格等がどんどん上昇するという状況下ではないだけに、ここでの大幅利上げは必要ないと思われるが、消費者物価が原油の値上がりからタイムラグで上昇してきているので、物価の番人(中央銀行)さんたちは、ダメ押しをしたいようである。ただ、問題は相変わらずロシアのウクライナ侵攻であり、ロシアの天然ガスをあてにしているユーロ諸国であり、特にドイツは冬のガスの需要期を控えて、事態は深刻である。ドイツはこれまで,安いユーロ、安いガス、安い移民たちの賃金、中国による車両の大量買いで稼いで来ただけに、そのすべてが逆回転している状況下で国民の不満は増大しつつあるようだ。又、米金利が上がるというのは、ドルの独歩高が続くことになり、経済的に余裕のない新興国にとっても状況は悪化することになる。現在、ユーロ経済も悪化してきており、為替の世界では、ドルとユーロが1対1というパリティという現象が起こっており、めったにないパリティ割れもこれから起こりそうな状況となっている。さて世界経済は、相場はどうなるのか。戻してはいるが、世界経済が深刻さを増していることだけは忘れないように。

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