2017年2月22日より500円値上げ。

トランプの大規模減税と公共投資期待から、先物が急騰中であり、外貨急減中の中国も不動産や自動車を始めとする小売りも好調推移しており現物価格も堅調な値動きとなっている。原油価格は、米シェールオイルの増産傾向が顕著となっており、これから先の価格上昇は期待出来ない。又、品位のいい豪州産の鉄鉱石は中国メーカーが購入を増やしており、価格は1年前の2倍、今年に入ってからも年初から2割程度の上昇となっているが、これが先物価格の急騰に繋がっており、先物主導の現物価格上昇となっている。しかしこの価格上昇が、中国で止まっている設備の再稼働に繋がっており、早晩作り過ぎからの貿易摩擦と価格の下げに繋がってくる。景気は世界的に堅調であり、この先米国での大規模な景気対策が実現すれば、米国がけん引しての世界景気の上昇に繋がるが、米中の貿易摩擦の交渉もこれからが本番であり、中国の海洋進出に対する問題もこれからの地政学的問題として深刻化してくる可能性もありそうだ。米中の貿易問題が大きくなると、中国景気の一段の悪化も可能性としてあり、中国経済悪化、先物価格の値下がり、現物価格下げとなる可能性もある難しい年となりそうである。米の円安けん制があれば、円高による日本経済の悪化も考えて置くべしだ。目先は問題ないようだ。

北九州市 解体業 石川興産