No.36-遠吠え通信迷惑版

*中国鉄鋼業の減産継続は難しい。
本年も中国からの安値輸出は継続中である。中国政府は5年間で1~1.5億トンの削減目標を掲げてはいるが、雇用問題、債務問題等、地方政府も鉄鋼企業も大きな問題を抱えている為、小規模設備、老朽設備等の既に生産を停止している設備の廃棄は進むものの、一方、国の内外で新規設備の建設や計画も多くあり、国内で減少させても国外で建設されるのであれば供給の飽和状況に変化がなく、中国政府には一帯一路政策を含む抜本的な見直しをしてもらわない限り何も変わらないものと思われる。
*鉄鉱石価格(スポット)10ヶ月ぶりの高値
中国の粗鋼生産は、本年に入り若干減少傾向ではあるが、おかしなことに鉄鉱石の輸入量は増加しており、鉄鉱石価格もスポット価格で46.5ドルと10ヶ月ぶりの高値をつけている。これはコストの高い中国産の鉄鉱石からの切り替えの為となっているが
赤字でも旺盛な生産意欲の表れであろう。又、中国以外でも成長が期待されるインドでは現在1億トン弱の粗鋼生産を、25年度には3億トンを目指すとしており、その他の発展途上国も含めて鉄鋼業界は苦難な道のりとなりそうである。
*中国鋼材は不当廉売
中国のボロン、クローム含有ビレット等は反ダンピング法の不当廉売に抵触するものと思われる。中国の場合、高級鋼と言われる鋼材に関して、関税分を還付するという法があり、普通鋼ビレット等に若干の特殊鋼成分を添加するだけで、還付を受け、課税逃れをしているのである。中国には消費税に当たる増値税(17%)というものがあり、これが高級鋼と認定されたものに還付される仕組みとなっている。中国当局者もよほどの素人でない限り、これらの行為が税逃れであるということは承知のはずであり、恐らく中国で慣行化しているワイロでもバラまかれているのであろう。しかしこの行為は製品に補助金を与えているものと同じ行為であり、明らかにWTOで定める不当廉売に当たるものと考えられる。

*共産党は歴史的にみても人類の敵である。
次回選挙に向けて共産党主導の元、野党を結集させようとしているが、皆さん共産党だけは信用するのはやめておきましょう。国民にとって世の中を混乱させ不幸への選択であり何もいいことはありません。歴史的に見ても共産党というのは人類にとって悪魔としか言いようのない党なのです。共産党というのは、同じようなイデオロギーの持ち主であっても、少しでも考えが違えばすぐに相手を抹殺してしまいます。

皆さんはマルクス理論を見て、素晴らしいと思うでしょうが、マルクスの本質は、「自分に関わる意思決定は自己決定すべきだ」と自由主義そのものなのです。又、政府は何事であれ個人に強制すべきでないとも述べています。強制は「国民の自由の侵害」とも「個々人の自己決定の自由に対する侵害である」とも言っています。

共産党独裁国家では基本的に自由はありません。すべて共産党の監視のもと、政府に対して批判でもしようものなら、すぐに連行され拷問されヘタをすれば、すぐに殺されます。では何故マルクス理論が共産党の聖書のように崇められるのか、それは共産党が国民や労働者を欺くために都合のいい理論であり利用出来る手段だからです。

マルクス理論の書の完成には、友人であったエンゲルスが多く絡んでいます。マルクスの生前はあまり評価されておらず「エンゲル係数」で有名なエンゲルスが修正を入れながら完成させたものが「マルクス経済学」であって、共産党が国民、労働者を騙すのに利用しているのが、この部分である。

「最低生活を余儀なくされている賃金労働者が、なぜ自ら進んで権威に服従しょうとするのか。貧困を強いられている人間がなぜ抵抗や連帯ではなく大衆文化が与えてくれる慰めに満足を求めるのか。搾取されている人間に怒りではなく憧れを抱くのか。少数の富裕者と多数の貧困者との格差が広がっているのに何故格差を拡大する政策に賛成するのか。」

等々書かれており、この部分がマルクスの母国ドイツ(当時はプロセイン、ビスマルク宰相)の労働者達に受け入れられ労働運動が始まった。(ビスマルクに弾圧される。)

しかし、この文章を読んでまず言えることは、搾取にしても、格差にしても、縛り付けにしても、共産主義国家の方が格段にひどいのではということと、マルクスのいう国家の強制という面では較べるべくもなく共産主義国家がひどいということだ。

*共産党は歴史的にみても人類の敵である。
一部の共産党幹部と、その取り巻きが利権を取り込み、まるで王侯貴族のような生活をし、その他の農民や労働者はまるで奴隷である。自由も権利も人権もなく意見も言えず、これは奴隷である。これが共産主義である。

自由で民主国家である日本のように、安保改正反対も叫べず、その点日本人は何と幸せな国民かと思わずを得ない。日本共産党も支持者が少ない間は、きれいごとばかりでいかにも国民の味方面をしているが、本質は羊の皮をかぶった狼である。

これは何度も遠吠えでお伝えしているが、その残虐性は歴史が証明している。中国や北朝鮮等の共産党独裁国家では現在でも多くの人の命の犠牲のもと独裁政治の維持を図っているのが現実である。

独裁者は自分の側近さえ信用できず、旧ソ連のスターリンは自分の側近である中央委員の9割以上を殺害した。国民も数千万人が殺され、又シベリアの強制労働にも数千万人を送り大半が死亡した。現在では北朝鮮の金正恩の常軌を逸した行動が世界を驚かしている。

12年7月に長年の軍師であった李英治総参謀長を処刑したのを皮切りに、13年12月に叔父の張成沢党行政部長を火炎放射器で処刑し、15年5月に玄永哲国防相をドーベルマンに食わせて処刑し15年10月に崔竜海軍総政務局長、12月に金養建統一戦線部長を交通事故を装ってひき殺し、この4年間で100人以上の幹部が粛清されている。

又、処刑はこれだけで終わらず家族、親族にも及び、特に張成沢の場合はその関係者100人以上が処刑された、その処刑方法も機関砲で肉体がバラバラになるまで続けられたということだ。

勿論中国では、毛沢東時代だけでも、大躍進で農民が3000万人以上餓死し、文化大革命では2000万人以上が犠牲となっていると言われている。カンボジアではポルポト政権が600万人の人口の三分の一を殺戮した。

この様に共産党の歴史というのはいつの時代も血塗られた国民にとっては悲惨なものであり、悪魔の党であり人類の敵である。

*共産党は歴史的にみても、人類の敵である。
今、その共産党が日本国民に平和をささやき、原発反対、辺野古基地反対、集団的自衛権反対と活動を活発化しています。これが共産党の本質だと考えるのは大間違いで、自民党政権下だから反対しているだけで、もし共産党独裁国家ならば、反対する国民を弾圧し原発も軍隊も基地も作り放題ということになる。国民は勿論奴隷同然である。

こういう政党の甘言に騙されてはいけません、、先日の北朝鮮のミサイル発射、核実験等のコメントにしても自民党等や他国は許すことは出来ない、断固として抗議すると強く言っているのに対し、日本共産党の複数の幹部のコメントは、リアルな危険はない。
直接的な脅威ではないといった容認姿勢であった。

又、沖縄にしても、常時現場に張り付いている反対派の人間に中国系の企業より給料が出ているということだ。翁長知事にしても中国派であり、地元2社の新聞社も中国の意向を汲んだ共産党新聞である。中国としては、沖縄を独立させて労せずして東シナ海を抑えることが出来る。日本共産党も一蓮托生である。

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