中国の鉄鋼生産が過去最高水準の1月~6月半期で4億5116万トンと年間ベースで9億7600万トンの生産量予定となっている。これは廃止となった地条鋼メーカーの代替設備としての電気炉設備、転炉設備が大幅に新規稼働してきた影響により粗鋼生産が伸び続けていることによる。米中による貿易戦争の影響は、今のところ若干しか出ておらず、それよりも世界経済が好調を維持していることで粗鋼生産も伸びているようだ。
世界経済の好調さは、原油価格の高値にも表れており、地政学的リスクも中東地域は高いという影響もあるが、さまざまな分野での需要は好調さを維持している。朝令暮改、支離滅裂の最たるトランプであるので保護貿易主義もどのようになるのかさっぱり想像出来ないが、11月の米中間選挙までは、強気を通すであろうとは想像に難くないようだ。又、中国のあらゆる分野の生産量の拡大主義は、今後世界的に大きな問題となっていきそうだ。米議会も中国の対する制裁は、賛成多数であり、これから起こって来るであろうハイテク産業の国家政策的拡大には、今以上に欧米の抵抗は大きくなるものと思われる。
北九州市 解体業 石川興産