令和4年5月14日より1000円値下げ。

下げてもまだ6万円台と高値圏にあることには違いない。いくらこれからは電気炉の需要が増加するといっても、中国の大都市ロックアウト、又、外貨の欲しいロシアのトルコ、中国等へのスクラップ売却攻勢と弱気材料には事欠かず、更に値下げが続くと思われる。
ロシアのウクライナ侵攻はプーチンが失脚しない限り継続する可能性大であり、長期化の様相が濃くなってきた。この侵略戦争と、さまざまに変化しながら衰えないコロナが収束しない限り、ユーロ圏の景気回復も世界景気の回復もない。又、ここにきて中国の高炉メーカーの増産基調も製品市況に悪材料となり、需要が落ち込んでいる中、不可解な動きである。まさかロシア救済に動くということはないと思われるが、一方的にロシアが敗れるとなると同盟国である中国も対西欧において立場が低下することから、これからどうなるのか予断が出来ない。どちらにしてもスクラップ相場は超高値圏であるとの認識は持って置きたい。

北九州市 解体業 石川興産