令和4年5月12日より1500円値下げ。

中国上海や北京のコロナによるロックダウンが続き、世界の物流に異変が起こっている。当然生産網にも影響が生じ世界経済全般が減速傾向となりつつある。中国政府もコロナの全面封じ込めを強行に行っており、いつになったら封鎖がとけるのかまったくの不透明となっている。原油等はロシアに対する経済封鎖が拡大しており、ロシア産に変わる代替品需要が膨らみ、こちらの方は無期限的なものから当面原油、天然ガスの価格は高止まりするものと思われる。本来はこれらが高いとコモデティ全般も高いはずであるが、中国の生産量の減少がスクラップ等の価格の下げに繋がっている。最近の相場はこれがなくても超高値圏にあったことから、これをきっかけに1万円程の調整も考えられる。それでも5万円台ですから、最終的には3~4万円台にいつかは戻ることになる。非鉄も10万円近く急落しており、世界経済全般にスタグフレーションが現実化してくると、世界大恐慌の恐れも考えられないことではない。弊社も小さいながら数千トンの在庫は減少させたが、非鉄が100トン近くあり、零細企業の弊社も今年あたりは厳しいものとなりそうである。先日3000トン程の解体物入札があり負けましたが、却って災い転じてとなるかも知れない。この時期ロングな工事となりますと、いつも強気な私でも今は弱気になるようです。ウクライナ情勢でロシアというよりもプーチンが最悪なカードを切らないことを祈るばかりである。これがあると地球の破滅である。

北九州市 解体業 石川興産