2019年4月16日より、500円値下げ。

国際価格の値下がりから、韓国からのオファもじり安となっており国内価格の値下がりとなっている。メーカーさんも本来であれば連休中の玉の手当に頭の痛い季節であるが、先安商状になっていることから、業者の玉の押し込みが続いており、メーカーさんに執っては、ほっておいても玉手当が進み担当者はやれやれと思われる。現在のところ中国の減税措置や地方政府の不動産事業へのテコ入れ等で経済指標は悪くはないが、鋼板類等の輸出は増加傾向にあり、アジア市場では鉄鋼市況全般に悪影響が出てきているようだ。米中の貿易問題も、多少前進はしているものの、ハイテク分野や知的財産権問題での妥結は永遠と難しく、関税引き上げ状態は継続していくものと思われる。従って中国の景気対策が縮小気味になってくると、過剰生産設備を抱える中国産鋼材の輸出が増加してくることは間違いなく、これが世界の鋼材価格を押し下げることになる。又、いよいよと日米の貿易協議が始まり、やれ「為替条項」の要求やTPPの取り決め数値以上の要求を早くも打ち出して来ている。相場的には、4500円上昇後の2000円値下げと、半値落ちには、あと500円の値下げか全値落ちではあと2500円の値下げとなるが、5月の連休中の為替がどうなるのかによって状況は変わって来そうだ。

北九州市 解体業 石川興産