2018年9月27日より、500円値上げ。

少し神経質に上げ過ぎのように思われるが、輸出価格にスライドしている動きとなっている。中国は、10月からの環境減産を控え、9月の生産量を増やしており、その影響が大きいと思われるが、これから貿易摩擦の影響が鉄鋼業界にもジワジワと浸透してくるものと考えられ、株価が先取りして値下がりしている状況は、今後実体経済にも及んでくることは間違いないようだ。ただ、商品市況に大きな影響がある同じ先物商品の原油価格がOPEC総会でのサウジ、イラン等の対立から生産量の調整がうまくいっておらず価格は上昇してはいるが、新興国の経済情勢や米中の貿易戦争が過激化等、地政学リスクも多々生じている現況では、先行きに対しては決して楽観できない状況下にあると思われる。スクラップ相場もそろそろ踊り場に差し掛かっていると思われる。もし中国経済の成長が鈍化してきた場合は、世界的に長期の低迷期も考えられる。現況は進むより様子見がいいのではないだろうか。

北九州市 解体業 石川興産