令和4年8月19日より1500円値上げ。

5月7日以来24000円下がっていた価格が漸く下げ止まったというところか。ここから景気よく半値戻しと言いたいところだが、残念ながら今回はそうはならないと思われる。依然としてロシアから安値の半製品、スクラップが売り込まれているのと、中国、米国ともに不動産市場がかんばしくなく、ユーロ圏も景気が低迷、その他の地区も原油高によるインフレ、ドル高、金利高と景気を押さえつける材料ばかりで、これでは需要の減退はあっても、需要増とはいかないようだ。従って今回の値上がりは大下げのあとの反動高であり、さて4000~5000円も戻るかどうかというところである。戻りが一段落すると、再度値下がり局面となるのではという懸念が強くなるのではないだろうか。この先、中国は共産党大会、米国は中間選挙が控えており、景気の悪化は避けたいところであるが、ウクライナ問題、中国の不動産債務問題の悪化等が進展すると、世界景気もリセッションに向かう可能性は強いのではと思われる。北九州の旦過市場、先の火災の片付けが終了した途端の大火、一生懸命お盆までに終了させようと片付けをしたものとしては、残念で仕方がない気持ちで一杯である。それ以上に、やっとこれからと思われていただけに、旦過の関係者の皆様が傷ついているのは間違いないようだ。

北九州市 解体業 石川興産