令和4年9月3日より1500円値上げ。

底打ちより9500円値上げ(39.58%戻り)と値下がりが速かっただけに、戻りも速くいまのところV字回復となっているが、周りの環境はそう喜べる程ではなく、本日の米FOMCで、又、大幅利上げとなると、ただでさえヨロめいている世界経済は一体どうなるのか。大変心配である。原油価格等がどんどん上昇するという状況下ではないだけに、ここでの大幅利上げは必要ないと思われるが、消費者物価が原油の値上がりからタイムラグで上昇してきているので、物価の番人(中央銀行)さんたちは、ダメ押しをしたいようである。ただ、問題は相変わらずロシアのウクライナ侵攻であり、ロシアの天然ガスをあてにしているユーロ諸国であり、特にドイツは冬のガスの需要期を控えて、事態は深刻である。ドイツはこれまで,安いユーロ、安いガス、安い移民たちの賃金、中国による車両の大量買いで稼いで来ただけに、そのすべてが逆回転している状況下で国民の不満は増大しつつあるようだ。又、米金利が上がるというのは、ドルの独歩高が続くことになり、経済的に余裕のない新興国にとっても状況は悪化することになる。現在、ユーロ経済も悪化してきており、為替の世界では、ドルとユーロが1対1というパリティという現象が起こっており、めったにないパリティ割れもこれから起こりそうな状況となっている。さて世界経済は、相場はどうなるのか。戻してはいるが、世界経済が深刻さを増していることだけは忘れないように。

北九州市 解体業 石川興産