令和4年6月22日より1000円値下げ。

2月から4月までに11500円の上げ、5月、6月で10500円の下げとあと1000円で丁度往って来いの動きとなる。いまの状況からしてロシアの侵攻で原油等資源価格が急騰、スクラップも思惑で上昇、それが11500円高となって訳であるが、それが落ち着いて来たというのが、現在の価格帯と思われる。ここから先は、世界経済がインフレや高金利に向かっている金融市場とどう向き合うのか。ドル高、金利高に新興国経済に異変が起きないのか、ウクライナ侵攻の戦費、世界からの経済制裁でジリ貧状態にあるロシア経済はどこまで持つのか、現在は資源高でそこそこの収入があると思われるので、思っているより悪くはないかも知れないが、ロシア国民は今後インフレと貧困に向き合うことになる。ロシアは一部、国債の利払いで債務不履行となっており、全面的デフォルトは時間の問題と思われる。あとは中国がどれだけ後押ししてくれるかだが、中国も一頃ほどの経済的余裕はなくロシアの歴史的な貧困状態となるのにそう時間はかからないと思われる。ロシアはウクライナ侵攻で大きなものを失ったようだ。この先、世界経済が停滞傾向となり、ロシアの外貨ほしさの半製品や、スクラップの安売りが続くことから、現時点での反転はなさそうである。
好材料としては、パンデミックが小康状態となり、インバウンドが戻り消費の拡大が予想されるが、さてどこまで消費を押し上げることが出来るのかである。まだ先の話ではあるが、近い将来、中国がスクラップの一大輸出国となり、スクラップ相場に大きな影響を与えることを頭に入れておく必要はあるようだ。低位安定相場となりそうだ。

北九州市 解体業 石川興産