2021年2月27日より500円値上げ。

スクラップ相場は4000円値下げ後3000円の値戻し、株式市場では景気回復期待からの長期金利の上昇、それを容認するFRB高官の発言により世界的に株式の大幅値下がりに繋がっている。週末の東京市場でも1000円強の大幅値下がりに繋がった。この先は米10年債利回りの動向が落ち着くまで株式市場は一進一退の動きとなり、最終的には企業利益の回復期待から、株式市場は上昇することになる。但し、物価上昇率(インフレ率)が2%に近づいてくると危険信号が灯ることになりそうだ。又、コモデティ商品の代表格の原油相場は、現在は景気回復期待から60ドル台まで回復しているが、世界が脱炭素社会の実現に向けて動き出した今、原油相場がこのまま上昇していくことや、60ドル台を維持していくことさえ難しく、長期相場で見た場合右肩下がりの価格下落相場が続くことになる。但しLNG等の天然ガスはクリーンエネルギーに繋がることにより堅調推移することになりそうだ。鉄鋼メーカーもLNGや水素、電気炉と現在の技術ではコスト増となる製造方式の開発と模索に苦闘することになり、中国メーカーとの競争もあり、これから10年は苦難の10年となりそうである。

北九州市 解体業 石川興産