2015年7月8日より500円値下げ。

ギリシャの国民投票で反緊縮派が勝利し、ユーロ圏の混迷度合いが深まった。先月末にIMFへの返済をジャンプしたことで、ここで本来はデフォルトだが、11日に日本へのサムライ債200億円、20日にECBへの35億ユーロ(約4800億円)の償還があり、ここでデフォルトとなりそうだ。ユーロも今回は納得のいく緊縮策を出さないと新たな資金提供はなさそうで、どちらに行くにせよギリシャ国民にとって、これから何年間は相当な困難が待ち受けているようだ。 それよりも大きいのは中国経済の大減速である。ここ一ヶ月で30%程急落した上海深川市場は、政府の肝いりで週明け(6日)2~3兆円の対策を打ち出したが、初日こそ8%戻したが、翌7日には早くも反落となり下げ止まり感はない。40兆円以上の信用残があり、2~3兆円位の対策では建直しは難しい。又、三分のーの銘柄が売買停止となっている模様であり先行きは厳しいものがある。この影響でコモデティ市場も全般的に値下がりが続いており、60ドル近辺だったNY原油先物が50ドル近辺へ急落、鋼、アルミの先物市場もロンドンで6年ぶりの安値となっている。先週の米雇用統計が予想(+23.3万人)に届かず+22.3万人と9月の米利上げは遠のいた。 結論的には鉄鋼市場を含むコモデティ市場は中短期的に低迷すると見た方がよさそうだ。

北九州市 解体業 石川興産