引き続き値下がりが続いている。FOMC では0.25ではなく0.5%の引き下げで為替は140円を割り込むのではと思われたが、意外にシッカリとした141円〜142円
台の動きとなっている。ある程度0.5%も織り込まれた動きと思われる。この先11月に0.25、12月に0.25という引き下げがあると思われる。当然金利差縮小となるので円高傾向となる。今回の米国金利引き下げは、景気の悪化からではなく景気の悪化を防ぐための予防的な利下げであり、今年、来年と政策金利が適正金利の3%台まで続く予定である。
米国景気の好調さは地政学的影響もあり、世界各地で紛争が続く限り、好調さも維持するのではと思われる。雇用続計、失業率の悪化を防ぐための金利の引き下げ、パウエルさんも中々やるものである。さてスクラップ価格であるが、為替も重要な要素であるが、前回もふれたように、中国からの製品、半製品の流出が止まらず、これまた政策的な外貨獲得の為、減産するでもなく輸出を奨励しており、ここがこれからの原料を含む鉄鋼価格の最大の引き下げ要因となっていくものと思われる。この先、米大統領選、日本の首相指名と政治的な重要な踊り場となってくるが、どうなろうと円の円高への振り戻し、インフレの終息からのデフレへの懸念が要素として出てくることになりそうだ。
北九州市 解体業 石川興産