2020年12月11日より1000円値上げ

コロナ禍で生産が縮小しスクラップの発生が減少,ここにきて生産活動が拡大しているところから需給バランスが崩れ原料関係の値上げにつながっている。タイムラグでの値上げと見ていいと思われる。又、中国で電炉や転炉でのスクラップ使用量の増加もアジア全域しいては世界の相場の押し上げとなっている。これは世界的な動きとなっている環境問題が大きなうねりとなりクリーンな材料を求める動きからスクラップの見直し相場と言えるものかも知れない。石炭や石油というものが斜陽になり、電気や水素や再生エネルギーがこれからの時代を動かしていくものになりそうだ。又、中国は今はスクラップの最大消費国として期待されてはいるが、将来は米国とともにスクラップに輸出大国となるところから、スクラップ価格はここ1~2年がピークで、世界経済の動向にもよるが、その後は大幅に値下げとなっていくものと思われる。このコロナ禍がきっかけとなり世界経済、産業構造の動きが大きく変わることも考えられる。所謂、時代の転換点に入ったといってもいいかも知れない。

北九州市 解体業 石川興産