2019年2月14日より、500円値上げ

そろそろ反転かと思われていたが、漸く昨年10月以来の値上げとなった。ここまで値下げは、米中貿易戦争により経済の悪化が続いている中国の影響が一番強い訳であるが、その米中貿易戦争も米中の話し合いが続き、終わりはしないが若干は緩和するのではないかとの希望的観測に基づくものである。そこで株式が上昇し、為替は円安に反転し、中国では旧正月明けで、先物主導で鉄鋼関連価格が上昇し、現物も薄くなっていた市中在庫を補てんする動きが始まり価格も上昇している。又、米コンポも歴史的な寒波により流通が滞り、トルコ向けスクラップが急上昇している。中国政府は悪化する経済を支える為に、超過剰債務の中、リスク覚悟の大型の景気対策を3月の全人代で打ち出す予定と思われる。先行き米中貿易戦争の行方、米トランプ政権のロシア疑惑等の行方、米中だけでなくユーロも独仏伊と主要3か国の経済情勢が悪化してきており、まだまだ先行き不透明な状況が継続して行きそうである。中国経済は、相当悪化している模様であり、無理しての経済対策は、経済破たんを早めることにもなりかねず、本年後半は、かなり難しい局面が訪れることになりそうだ。

北九州市 解体業 石川興産