2018年11月23日より500円値下げ。

10月31日より5000円の値下がりとなった。現在のところ日本の鋼材市況は堅調であることと、市中発生がいまひとつのことから、少し下げ渋りとなっているが、国際価格はジワリ米中貿易戦争の影響が出てきており、中国の景気動向に要注意となってきつつあるようだ。原油価格の値下がり、非鉄金属類の値下がりと、中国の需要減退の影響が表れており、過剰な生産設備を抱える負の影響が今後鉄鋼市場、非鉄市場、化学製品と諸々と来年度は出てくる可能性は強いと思われる。すでにビレット市場ではロシア産、トルコ産、安値玉が出ていたが、それに中国産のビレットが加わって来ているようだ。又、ステンレス屑もベースの304(18-8)の価格がここ何か月かでネットベースで15万円から11.5万円まで値下がりしており、これも中国企業がインドネシアで立ち上げたステンレスメーカーからニッケル銑鉄が大量に輸出され、相場の値下がりに繋がっている。中国のような共産主義国家は大企業も、もちろん国営が大半であり、国ぐるみで市場に参入して世界シェアを力ずくで奪いにくることには、WTO(世界貿易機関)あたりで厳しく規制しないことには世界経済が大きな痛手を負うことになる。そういう点では、ムチャブリトランプ頑張れだ。

北九州市 解体業 石川興産