2018年11月3日より500円値下げ。

海外との価格差(スプレッド)が2000円~3000円あることからの調整的な値下げである。米中貿易戦争で中国が景気対策を打っていることから、中国では相変わらず不動産と建設が活況であり中央から地方へそれは広がり、都市部もそうだが、投資目的のゴーストタウン化したマンション群の建設が続いている。それは鉄鋼関連の活況にも続いている。又、昨年末より習近平政権が打ち出したシャドウバンキング(影の銀行)規制や地方政府の財政健全化を目的とした金融規制は早くも頓挫し経営が悪化した国営企業中心に地方政府による救済目的の金融支援が大々的に行われている模様だ。又、これまで閉鎖的であった海外との金融政策も緩和してきており、意外に海外からの資金の流入(国債の購入)もあるようだ。国内的にも再び過度の資金提供が行われる事になり、それは現在でも巨額な債務を抱え不安視されている中国経済を将来的にさらに悪化させることになる。現在米中間選挙を前にトランプ政権は米への負の影響を見定めているが、結果はどうあれ選挙後に再び中国を攻めることになりそうだ。中国鉄鋼業が国内で順調推移している間は相場的に大きな下げは今のところないと思われる。これまで同様、中国経済の一挙手一投足に大注目である。

北九州市 解体業 石川興産