2018年4月10日より、1000円値下げ。

米中貿易戦争で楽観的見方もある一方、鉄鋼、アルミ、大豆等の先物市場や現物市場はどちらかというと、プラス要因よりマイナス要因の方が強く、これまで高く推移していただけに、高値調整という動きとなっているようだ。この米中貿易に北朝鮮問題やシリア等中東問題、それとまだ中国が非難声明を出していないが台湾の潜水艦建造に米国が全面協力する問題、この問題までトランプが対中でのカードにしているとは考えにくいが、台湾は中国の一部と公言する習政権からすれば、これは自国の安全保障にもつながることから看過出来ることではなく、これからひと悶着ありそうである。又、北朝鮮問題にしても経済制裁に音を上げた北朝鮮が核弾頭付きICBM完成までの時間稼ぎをしていることは間違いなく、核放棄してもいいという金正恩の嘘は、そのうち明らかになりトランプが怒り狂うことになる。中国の鉄鋼関連は米向け輸出が減少すること。電炉鋼の生産が増えスクラップ使用量は増えるが、製品価格、鉄鉱石、原料炭等は値下がり始めていること。米国のコンポジットプライス(3地区平均価格)も積雪の時期が過ぎ荷動きが回復し価格が下落してきたこと。中東の需要国トルコも中国の価格下落の影響を受け下落傾向にあること。等々で世界的な高値調整となった。但し、世界景気はまだ堅調であるので貿易戦争の行方にもよるが、そう下押しはないのではなかろうか。

北九州市 解体業 石川興産