2017年11月10日より500円値上げ。

このまま金融引締め策に向かうかと思われた米金融市場だが、次期FRB議長にハト派代表のパウエル理事に内定、米利上げ時期の先送り、利上げ回数の減少等、トランプ大統領の思惑通り、米金融市場は低金利、ドル安政策への方向性が垣間見えてきたようだ。米貿易赤字の大幅削減を政策の目玉とする同大統領は、中国、日本、ドイツ等の同国に対する大幅な貿易黒字国に対しては、為替の動向に厳しく対処してくるものと思われる。その米国のハト派への転回、ユーロECBドラギ総裁に見られるハト派的テーパリングへの出口戦略、中国の強制的景気対策、日本の超金融緩和政策の継続等、日米欧中ともに金融緩和策をテコに積極的景気対策を続けており、低金利であれば株式市場、コモディティ市場にとっては悪いはずもなく右肩上がりの状況が続いている。スクラップ業界も、その世界の景気動向、中国のスクラップの国内消費量の動向に、これから左右されそうだ。

北九州市 解体業 石川興産