2015年8月21日 より、関東500円値下がり。

原油は供給過剰と中国の需要減退とが重なり価格の下落基調が変わらない。とうとう1バレル40ドル割れが視野に入ってきた。米のドライブシーズンという例年のガソリン需要期も終了し、今後の世界景気、特に中国の景気動向によって左右されそうだ。
又、もう一つの懸念材料は、実需給動向だけでなく、原油相場の一段安を見込んだ大量の投機マネーが原油の先物市場に流れ込んでおり、今後の原油市場の波乱要因となりそうだ。非鉄先物市場の銅価格にも、ロンドン、上海市場で中国マネー等のリスクヘッジの先物の売り物が多く見られ、原油市場含むコモデティ市場全般で下げが下げを呼ぶ展開となっている。
鉄鋼市場は、原油や銅の先物市場での乱高下が激しくなっている中、この市場は中国市場より大量の現物商品が流出しており、世界的に需要が減少する中、鋼材、スクラップ共にジリ安傾向を辿っている。この市場は、中国政府が動き中国鉄鋼メーカーが協調減産に踏み込まなければ収まりは着きそうにないが、どうも外貨不足と思われる中国政府と資金不足の鉄鋼メーカーでは減産に向かうことは難しいようだ。 中国経済、市場の闇は深いようだ。

北九州市 解体業 石川興産