マーケットトピックス H30.8.24

*中国のスクラップ事情。北京、天津等での環境規制の為、高炉メーカー等は50%の減産を強いられており、その分比較的クリーンな電気炉の増設が進み、生産量も拡大中である。電炉鋼は2017年で7749万トン、2018年では1億トンを超える規模となりそうである。スクラップ流通網の整備も電炉鋼の増加と共に進んでいるようだ。

*電炉は世界的に増設中。電炉鋼の増加は環境面も含め世界的なもので、特に新興国では、高炉等の建設費より格段にリーズナブルな電炉の建設が盛んに行われている。インドでもCO2(二酸化酸素)の排出量の少ない電炉へのシフトが進んでいる。その増え続ける電炉鋼も含めて、*世界の鉄鋼需要は、これまでもなく好調であり、18年の鉄鋼需要は16億1600万トン、19年予定は16億2700万トンの予定と過去最高水準となる予定である。

*米国の対中制裁は本気であり短期では終わらない。米国は対米投資から締め出すための新法の「外国投資近代化法」にトランプ大統領が署名した。ハイテク分野の技術を中国から守るためのもので、安全保障上のリスクがあると判断すれば、ハイテク分野だけでなくインフラや不動産投資を差し止めることが出来る。中国を念頭とした外国投資規制や土地の所有規制は、オーストラリア、ニュージーランドは既に施行されており、ドイツ、フランスでも導入の動きがある。*日本も早く法制化しないと、不動産は買い占められるは、又、不動産だけでなく外人による生活保護、医療保険と相当搾取、悪用されているとされている。

*独裁者になりたい習近平が相当ピンチ。中国の退役軍人たちの待遇改善を求めてのデモが中国全土に広がってきている。取り締まる側も軍服を着て整然と行進する元軍人たちには手も出せず見守るだけの状態であるようだ。中国では過剰債務問題から地方政府の財政状態がかなり悪化しており、軍人年金の遅払いや減額が起こっており、深刻な状況となりつつあるようだ。又、政府要人から地方役人まで大きいハエも小さいハエも叩くと腐敗防止の締め付けが続いていたが、この度の米国との問題、一帯一路での他国とのトラブル等が多く起こってきたことで、独裁を目指していた習近平にも非難の声が上がっている。習近平の右腕と言われ、腐敗防止の名のもと反習派閥等を叩いていた「王コネイ」の姿が最近なく失脚したとも言われている。今の習近平は、漢の太祖劉邦の軍に囲まれた楚の項羽の「四面楚歌」の心境かも知れない。退役軍人の数、5700万人。

*森友加計問題。森友問題は籠池理事長が安倍夫妻を騙し、役人達には安倍さんとの関係をひけらかして、それぞれが「忖度」して踊らされた、まさに「喜劇」であり、そして極右であり、悪人とわかっていながら、これをマスコミやイデオロギーの真反対の野党がミコシを担ぎ何としても安倍降ろしと騒ぎ、公正であるべきマスコミは、これは日本人にとって「悲劇」といえる。中国や、北朝鮮に脅威を感じない国民もまた「悲劇」である。安倍さんは日本国と国民の幸福しか頭にない人です。私欲を肥やす人間ではありません。極左が支配するマスコミは日本人を間違った方向に導こうとしており、われわれ国民も何が真実なのか、よく勉強しなくてはなりません。騙されないように。