2019年8月23日より、500円値下げ。

踊り場が続いていたが、またも中国発の値下がりに世界の相場が追随、今後の中国の景気がどうなるのか。中国政府、経済の動きに衆目が集まっている。

米中貿易戦争は終結不可能であり、中国は8月に入り人民元安に舵を取りつつ、米国の関税高の損失を少しだけでも取り戻そうと必死の経済運営となっている。

これまでも、景気の落ち込みを景気対策等で支えてはきたが、国家債務の膨張に危機感が生じており、特に地方政府の債務は国の支えなしにはとても持たないという難しい状況となっているという。当然金融機関も不良債権が膨らみ続けており、中国では政府から民間まで、共産党政権だから出来る財政収支無視の財政運営により持たせているという感じである。中国にとっては米国との貿易戦争が小康状態に入らない限り経済の低下が続き、あちらこちらで膨れ上がった膨大な債務が破裂することになるかも知れない。その他大きな地政学的リスクとしては、第二の天安門事件となるかもと世界が注目する「香港の民主化運動」、イラン、シリア等の「中東問題」、カシミール地域の紛争が続く「印パ情勢」、合意なき離脱に近づいた「英ブレクジット問題」、財政悪化の中、左派政権が誕生しそうな「アルゼンチン問題」、これらと比べるとすごく小さな「日韓問題」とあるが、「香港」に軍事介入すると中国共産党の危機が発生する可能性は大きい。イタリアの政局不安もユーロの足を引っ張っているようだ。

北九州市 解体業 石川興産