2019年4月13日より500円値下げ。

関東の輸出価格がH2ベースでFOB32000円~32500円/トンと続落しており、米、中東、アジアともに弱気商状となっている。目先的にも連休前の玉の押し込みが続いており、大きな値下がりはないと思われるが、前回も指摘しているように、中国、韓国、ロシア等の安値製品の出回りが今後どうなるのか要注目となる。注目の為替は、今週の米経済指標が意外に良好だったことから、米10年債利回りが上昇、ドル高円安の動きとなっているが、日米貿易協議がこれから進行することと、支持率低下のトランプ大統領が中国、ユーロに対して貿易問題ではかなり強硬であり、日本に対しても今後かなりきつい注文をつけて来るものと思われる。ただ、安倍首相のトランプさんに対しての「ヨイショ」の成果か今のところは、日本に対しての扱いは彼にしては相当好意的なといってもいいようだ。ただ、最近は来年の大統領選挙を見据えた動きとなって来ており、自国民に対してのポーズもあり、口先ではかなりきつい要求もあると思われる。まだ先の話ではあるが、今秋位に中国先物市場で鉄スクラップの上場があると思われる。一応先物市場は、現物市場のリスクヘッジの市場と位置づけられているが、中国市場は世界で一番動きの大きいバクチ市場であり、これが始まると今以上に値動きの大きな市場となると思われる。

*連休中の円高に要注意。

*トランプは日本が輸出業者に還付する「消費税還付制度」を不当な補助金と看做しており、現在消費税18兆円のうち6兆円が還付されていることを問題視している。ユーロでは、これを廃止する議論が始まっている。

北九州市 解体業 石川興産