2019年4月11日より、500円値下げ。

中国経済の落ち込みは、景気対策の影響で小休止となっているが、中国鉄鋼市場のキャパの拡大もあり、過剰生産の影響がアジア中心に表れ始めており、世界的な景気の減速傾向が続く限り、中国、韓国、ロシア、トルコ等の鉄鋼製品が市場に溢れだし鋼材価格は下押すことになる。この状況は、かなり以前より中国の過剰設備が将来的に問題になると言われていたことが、現実化しつつあるということで、この状況が拡大して長く続くことになる可能性は高く、最悪市場を大きく揺るがす事態にも備える必要もありそうだ。又、経済制裁を受け景気の落ち込みが続くロシアも原油、軍需物品、鉄鋼製品となりふり構わず輸出ドライブをかけており、米国に対抗して中東(主としてシリア)ウクライナ、ベネズエラ、リビアと攻勢をかけて来てはいるが、経済的には、中国以上に火の車となっているようだ。その補てんのためのなりふり構わずの輸出攻勢といえる。又、今後は中国等の景気の落ち込みと共に、大きなマイナス要因は「円高」と思われる。最早、米イランの根深い対立、イスラエルを含め混乱の極みとなっている中東情勢、今後何か起こりそうなベネズエラ等から、原油価格が節目である60ドルを突破、結果「原油高」イコール「新興国通貨上昇」イコール「ドル安」イコール「円高」の構図となって円高に向かうことと、今後始まる日米通商協議で米から円安に対する為替条項圧力が加わり「円高」に変わり易い状況となってきたようだ。

北九州市 解体業 石川興産