2019年2月16日より500円値上げ。

中国の景気対策への思惑、200人前後の犠牲者が出ているブラジルのバアーレ鉱山の「鉱山ダムの決壊」による鉄鉱石のスポット価格の急騰、世界一の鉄スクラップの輸入国トルコの積極買い、米国北部の超寒波による内陸部の輸送網の断裂等、値下がりしていただけに短期的には戻る局面となった。但し、中国、ユーロ、の景気停滞は数字に出てきているし、これまで好調であった米国経済も最近の経済指標では陰りが出てきている。昨年までは経済好調、インフレ圧力の徴候ありと、FRBは利上げを継続、本年も3度位は上げるのではと見られていたが、本年に入り利上げ論は棚上げされ、逆に金融緩和の話まで出てきている。米中貿易戦争の影響が中国だけでなく、米国経済にもジワリ影響が出てきているようだ。また、景気が停滞してきた中国からは内需の落ち込みとともに、鋼材の輸出が増加してきており、これまで国策として過剰設備を推進してきた反動がこれからどう出てくるのか、中国経済の停滞状況によって大量の鋼材が出始めることも、景気対策が途切れる夏以降にその可能性がある。

北九州市 解体業 石川興産