2018年11月16日より1000円値下げ

輸出価格のサヤ寄せが続いている。世界的に景気面で先行き不透明感が出ているが、短期的には妥当な水準まで低下してきたようだ。ただ、中国の景気動向に不安感が増幅してきており、米国の出方次第でズルズルと落ち込んでしまう可能性は十分にある。又、怖いのは、バブル化している不動産関連の値下がりが始まれば、これまた超過大債務を抱える金融機関等や国営企業群も一挙に資金繰り難に陥る可能性もあり、ここ30年急成長してきただけに、谷は相当深い物になる可能性もある。スクラップに関しては、短期的には冬季の荷動き難がある米国等で反転の兆しが出ており、そろそろと思われる。中長期では世界景気次第であるが、中国に対する米国の締め付けが続くのであれば、中国経済が悪化し、世界に影響を与えることになる。ユーロ圏もイタリアの新政権とユーロ政府がイタリアのユーロ規律を超える予算案をめぐって対立が先鋭化しており、英国のブレクジット問題、ユーロの盟主であるドイツのメルケル政権のレームダック化と難問が山積みである。原油価格の大幅下落もコモデティ全般を重くしているようだ。この先、月末にブエノスアイレスで行われるG20での米中首脳会談に注目である。

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