2018年8月18日より1000円値上げ。

現在世界で価格が堅調なのは、中国と五輪、災害等で国内堅調な日本位であるが、夏場の生産抑制も加わり、7月14日より4度目の値上げとなった。(3500円上昇)ただ世界はリスク要件で溢れており、リスク指数を表すVIX指数も16日で14,64(通常10前後)まで上昇している。中国の上昇は貿易戦争の影響を軽減さす為の公共投資(鉄道関連)の上乗せであり、内需拡大期待から先物から上昇しており、実需も7月の粗鋼生産量で、前年同月比7,2%増の8124万トンと月間の生産量としては過去最高を記録している。米国向けが減少した分を内需拡大策でカバーし、一帯一路、又、これまた米国と争うことになって経済的にも窮地になってきたトルコの中東、欧州市場を狙っての生産量の拡大と思われる。国策でさまざまな業種で強引に設備拡大に走る中国に対して、WTOや欧米諸国はもっと厳しく生産量の無制限な拡大に対応するべきである。この度国営企業の増えすぎた債務を国ぐるみで株式化するなど資本主義下の企業では考えられない手法で強引に増産政策を進めている。米国がどこまで中国の動きを押さえていくのか。期待と不安が入り混じる昨今である。先行きは、どこで下方反転するのかという状況ではないでしょうか。

北九州市 解体業 石川興産