2017年11月14日より1000円値上げ。

世界的な景気上昇局面となっており、スクラップ市況も米、欧,亜とも堅調推移している。やはり市況を引っ張っているのは中国の先物市場であり先物価格の上昇が現物価格を引っ張るという構図が、スクラップだけではなく全ての分野で継続している。中国では冬場の環境対策から省によっては50%前後の減産となっているが、さらに違法「地条鋼」生産も廃止され、高炉に比べ圧倒的にCO2発生量の少ない電気炉の稼働率が上昇、その分スクラップの消費量も増加して来ている。本年の中国のスクラップ消費量は年間1億3000万トン超えペースで増加しており、2016年と比較して40%前後の増加となっており、スクラップ市場の整備とともに、環境対策面からもスクラップの消費量は増加するものと思われる。又、中国では原子力発電所の建設も盛んであり電気料金も将来的に低下するものと思われる。自動車も含めすべての産業界で化石燃料から電気への転換が進められている。この先の見通し、正直わかりません。

北九州市 解体業 石川興産