2017年10月5日より、500円値下げ。

鉄鋼関連は世界的に総じて下落。中国、米コンポ、トルコ等でビレット、鉄スクラップの上昇が続いていたが、ここにきて価格調整となっている。鉄鉱石、原料炭も直近の安値となっている。中国共産党は、5年に一度の共産党大会を控え、本年前半にインフラ投資を2割増の約100兆円執行し、それを受けて先物市場、株式市場、不動産市場が急騰し、鉄鋼現物市場も需要増から上昇を続けていたが、ここにきて先物市場が一服し現物市場も踊り場的動きとなってきた。この先中国共産党がどの程度のインフラ投資等が出来るのかによって、価格動向も上下してくるものと思われる。又、世界経済を牽引していた米国も、これまでの経済指標は堅調ではあったが、債務上限適用停止を来年12月まで延期出来たものの、税制改革の議会での議論はこれからであり、世界的低金利で世界経済も好循環であったものが、欧米で金融緩和に対するテーパリングが始まっており、金利が上昇すれば、特に米国で高ローンを抱えた消費者金融に破綻者が急増する可能性もあり、第2のリーマンショックも十分考えられる。地政学的リスクも北朝鮮問題が、大詰めを迎えつつあり北朝鮮がこのまま強行姿勢を続けるのであれば、11月の米中首脳会談後から来年2月までが非常に危険な時期となりそうである。すでに韓国には、24万人いるといわれる米国人保護の為の調査団が入っていると言われており、米国の本気度が伺われる。在韓日本人も57千人程いると言われており、いざという時に退避作業がスムースに出来るのか心配である。東鉄には中国屑、米屑と10月、11月で45万トン入着予定であり、相場の頭を押さえることになる。

北九州市 解体業 石川興産