2017年8月18日より1000円値上げ。

10月に開催される5年に1度の中国共産党大会を控え、毛沢東並みの独裁者を目指す習近平がさまざまな面で懸命な追い込みをかけているのが現在の状況である。最大派閥の上海閥の次期首相候補を突然拘束して失脚させたり、上場企業等へ共産党が資本参加することにより徹底した管理化束縛化、ネット規制をさらに強化する「インターネット安全法」の施行、民主活動家の徹底した取締り検挙等ありとあらゆる面で独裁者への道を強引に進んでいる。現在行われている大規模な景気対策もその一環であり、あとに控える「一帯一路」政策、習近平が主導する「雄案地区」への新都市建設計画も先々の大規模な景気対策と言われる政策であり、先々の期待から先物市場の価格が上昇を主導し現物価格の上昇も続いている。鉄鋼市場も7月の粗鋼生産量が過去最高の7400万トンまで膨らんできており、鉄屑の消費量も1月~6月で6224万トンと前年同月比46.1%増加し、現在の中国の年間の鉄屑発生量1億トン以上からしても需要が供給を上回っていることがわかる。ただ、中国の債務も急激に膨らんできており英国の調査機関によると銀行関係35兆ドル、シャドーバンキング40兆ドルと日本円にして8250兆円もの債務があるといわれている。その他政府債務、企業債務とあり、共産党国家であるから何とか破綻させずにやりくりしているといった状態である。北朝鮮問題等もあり地政学的リスクはこれまで以上に高まっており、ある日突然ということも踏まえて

慎重に日々の活動に取り組まなければならないようだ。

北九州市 解体業 石川興産