2017年4月27日より、1000円値下げ

中国市場の相場が悪化、鋼材市況から鉄鉱石まで売りが売りを呼び相場が下げ止まらない状況となっている。又、最近は、ここまで輸出されていなかった中国産スクラップも40%の関税がかかるのにも拘わらず、大量のオファーがアセアン諸国に出回っている。元々、昨年後半より政府の大型公共投資をはやして鉄鋼関連等の先物が急騰、エコ車購入への補助金や今は抑制されてはいるが、不動産への融資の緩和処置等により、先物や不動産にバブルが発生し価格が高騰し、それが鋼材現物の価格の上昇や、それを見越しての思惑的な現物の買い入れが進み、更には全般的な価格の上昇とスパイラル的な上昇相場が続いていたが、政府による大型のインフラ投資が一段落すると、価格も動きも低下し、これまで隠れ増産や大量の思惑在庫していた向きの売りが一斉に出始めたのが最近の動きである。現在の中国は、当初の安く大量な労働力を売りに、世界中から投資資金をかき集めていた時期は去り、賃金は上昇し、国力の上昇とともに、周辺国に対して強圧的な共産党独裁国家の利己的なエゴを押し付け排他的な国になるに連れ、これまで中国への投資に向かっていた国々や企業が逃げ出すことになり「中国経済がピークアウト」した瞬間でもあった。中国は鉄鋼業を始め多くの産業で過剰すぎる設備を抱えている為、一旦下り坂になると、それがより重荷となり、より経済の回復を遅らせることになる。日本もバブルが弾け、失われた20年と言われたが

中国の場合、過剰債務、過剰設備が日本の比ではなく、経済が回復するまで20年以上の年月を要しそうである。北朝鮮問題もあり、地政学的リスクは何故か昨日北朝鮮の動きがなかったということで、VIX指数(恐怖指数)は14ポイントから10ポイント台に下がってはいるが、これはちょっと?。

北九州市 解体業 石川興産