2017年3月2日より500円値上げ。  

世界的に景気は上昇傾向にあり、懸念が消えない中国経済も現在のところ政府の懸命な景気対策が効を奏し、嵐の前の静けさではないが、小康状態を保っているようだ。ただ米国との貿易摩擦問題の交渉はこれからが本番であり、いつどのようになるか油断は出来ない。又、米国も本日トランプ大統領の両院での初の議会演説があったが、これまで言ってきた内容とあまり変わり映えしない内容であり新鮮味には欠けたものであったが、軍事予算を6兆円程増額(環境関連6兆円減)するということ。インフラへの大型投資、近々発表するというトランプ曰く、あっと驚く為五郎的な大型減税等、ここから一年間程は景気も金融相場、商品相場には期待が持てそうな感じではあるが、特に過去の米国が産軍共同体を景気のけん引役としていた時期が長い期間あったことを思えば案外上手くいけばの話だが、世界経済は景気回復の波に乗ることが出来るかも知れない。従ってスクラップを含む鉄鋼商品等世界的に堅調さを増して来ており、米国景気上昇、米金利上昇、インフレ加速と全ての商品相場に対して価格的にプラス作用する条件が揃いつつあるようだ。ただし、米中の貿易摩擦がどうなるのか、トランプの積極的経済政策を米議会がどれだけ承認されていくのか、無理に無理を重ねている中国経済にクラッシュはないのか等々懸念材料も少なくはないが、短期的には商品、金融等景気という面では期待出来るものと思われる。しかし突如として地政学的問題が発生する下地もあり用心に越したことはないというのは言うまでもないことだ。原油価格が50ドルを超えていることも、シェールオイルの最大産油国の米経済には大きなプラス要因となる。

北九州市 解体業 石川興産