2016年3月23日より、1000円値上げ。

今月開催された全人代での年間2兆元(約34兆円)の景気対策と産油国間の増産をしない合意等でコモディテイ関連の相場環境が好転した。ニューヨーク、上海の株式市場も7日連続高になるなど明るさが増している。3月年度末は年度末特有のドレッシング買いや、28日以降は権利落ち後の売り物が重なるため、株式、コモディティ関連共これから波乱の展開が予想される。中国も金融緩和でダブついた資金が一斉に都市不動産、原油を始めとするコモディティ関連に入った為、底値近辺にあった相場価格が想像以上に上昇している。しかし世界の景気動向に変化はなく上昇した相場も早晩終了し需給に見合った価格帯に戻ることになる。又、経済環境のリスク度を見るVIX恐怖指数も本日の午前中に本年の最低位の13.79ポイントまで下がり環境が良好であることを示していたが、本日午後にはベルギーのブリュセルで同時多発テロが発生、再び地政学的リスクが増大している。中国では中央政府、地方政府、各企業の過剰債務が膨れ上がっており、減少を続ける外貨準備高も含めて相当に厳しい状況となりつつあり、長期に亘り経済の停滞は避けられそうにない。従って現在の値上がりは底値からの自立反発であり一時的なものである。

北九州市 解体業 石川興産