2016年2月11日より宇都宮、田原工場500円値上げ。

中国の輸出攻勢は続いており大勢に変化はなく地域情勢による調整である。昨年12月量的緩和から利上げに舵を切り替えた米国であるが、中国発の世界的な経済下降局面での利上げは新興国、資源国にとっては更なる打撃となって、より経済的に追い込まれる状況となって米国経済にも跳ね返って来ている。昨日のFRBのイェレン議長の議会証言では利上げは機械的に決めるものではないと、3月の利上げに否定的な発言であった。その事実上利上げ見送り発言により、これまでリスクオフの円買いで円高になっていた円は、この発言で更なるドル安円高の動きとなり今朝は113円台前半まで円高が進んだ。我が国にとっては痛い痛い円高への巻き戻し相場が継続中である。資源安で資源国から先進国へのマネーの移動は136兆円と試算されており、うち日本は20兆円程の恩恵があるらしいが、どこかで停滞する経済と資源安に歯止めがかからないと、いつまでもリスクオフの円買いが続き、折角アベノミクスで20年ぶりに復活しかけていた日本経済がおかしなことになりそうである。現在40ドル前後の鉄鉱石価格が35ドルに下がるとビレット244ドル、鉄スクラップ13000円という試算もある。

北九州市 解体業 石川興産