2015年9月2日より、500円値下がり。

中国経済への疑心暗鬼から、世界の株価が下げ止まらない。中国政府の、なりふり構わずの株式市場へのテコ入れ策が却って、世界に対して中国リスクを意識させる展開となっている。理財商品市場の崩壊から始まって不動産市場もそれに続き、金融緩和策で上昇していた株式市場も中国の実態経済の先行き不安が増幅してきたことから急落となった。
また、中国政府のアンバランスな政策、例えば金融緩和して政策金利を下げているのに、為替安定のためにドル売り人民元買いをやったりと、おそらく政策当局が政府からの指示でチグハグな動きに終始していることが混乱に拍車をかけている。6月中旬より株式市場へのテコ入れとして4兆元(80兆円)投じたが、効き目なく全て水泡に帰した。習政権は経済の下落阻止策として輸出振興を上げており、今後安くなった人民元でより安価な中国製品が世界中にあふれることになる。一部の国では緊急輸入制限処置(セーフティガード)などで対抗しているが、その影響を免れることは難しい状況となっている。原油市場はOPECの盟主サウジアラビアが減産に言及したことから50ドル前後まで急騰したが、世界的に実需が減退している中、このまま堅調推移するとは思えない。あくまでもヘッジファンドの巻き戻しに過ぎない。中国経済は世界のブラックボックスからブラックホールへの格上げだ!!!

北九州市 解体業 石川興産